人間ドックというサービス名称は広く知られていますが、具体的に何を行ってくれるのかについては実際に受診経験のある人でなければ中々わからないという部分があります。

実際の人間ドックという医療サービスは多くの種類のコースに分かれており、自分自身がどのコースを受けるかによってその検査内容も料金も大きく変わってくるというのが一般的です。そのため一概に人間ドックの検査とはこれであるということを示すことは難しいと言えるでしょう。しかしながら一般的な話として人間ドックは職場で行う定期健康診断の検査内容を大幅に増強したものであると言えるでしょう。より具体的にはバリウムを飲む胃部X線検査などで胃がんの早期発見につなげたり、検便による便潜血の発見により大腸がんの可能性を調べるなどより大きな病気の可能性を調べる検査が続きます。腹部超音波検査を行う場合には腎臓や肝臓、膵臓、脾臓、胆のうといった腹部の臓器の検査も可能です。これらの検査からわかることはいずれもおきな病気の可能性です。従って人間ドックで異常が確認された場合には早期に病院に行き、精密検査や治療を受ける必要があると言えるでしょう。病気の可能性を探る検査のことをスクリーニング検査と言いますが、一般的なドックで実施されるのは多くがスクリーニング検査です。従って異常が発見された場合には速やかに医療につなげることが重要であり、そのままにしてしまうことのない様にしなければなりません。

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